題名: キッチンから始める人生の整理術
著者: 村上祥子
出版社: 青春出版社
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読んだきっかけ
先日、図書館でふと目にとまった1冊です。
パラパラとめくってみると、服のことも書かれていたので借りることにしました。
かれこれ2年以上、断捨離にハマっているのですが、「時間がない」を言い訳に超スローペースで続けている感じ。
1年ほど前からは、インスタでも「1日1捨て」活動を始めたものの、毎日は続かず、できた日だけ投稿するゆるいスタイルです。
最近はエアクロを始めたこともあり、服の断捨離というより「見直し」を進めているタイミングだったので、この本にアンテナが立ったのかなと思います。
印象に残ったところ
著者の村上祥子さん、私は初めて知ったのですが、料理研究家の方だそうです。
そしてこの本を執筆されたとき、なんと79歳!
最近、少し先の人生を歩んでいる方の本を読むようになりましたが、この方は“かなり先”を行っていました(笑)。
パワフルさがにじみ出ていて、読んでいるだけで元気がもらえる1冊です。
料理の工夫がすごい
さすが料理研究家、参考になったのはやはり料理の部分でした。
たとえば「野菜100gの味噌汁」。
マグカップに野菜100gと水150g、小さじ1の味噌を入れて、600Wで5分レンチンするだけ。
1日に必要な野菜350gのうち、これで100gが摂れるそうです。しかも野菜はなんでもOK!
もうひとつ、「1人分冷凍パック」のアイデアも。
タンパク質50g+野菜100gをジップロックなどで冷凍し、使うときに耐熱容器で600W4分レンチン。
ポン酢やごまだれ、オリーブオイルなどで味付けするだけという手軽さ。
お子さんが独立され、ご主人を見送られたあと、お一人で暮らしている著者が考えた“1人ごはん”ですが、応用できそうな工夫がたくさん。
私も読んだ日から、できる日は子どもたちの好き嫌いに合わせず、自分用に野菜をレンチンして豆腐と一緒にポン酢で食べています。
健康診断でも炭水化物を減らすよう言われていたので、ちょうど良い習慣になりそうです。
それに、料理を家事代行に頼ることもある私には、これくらい簡単でないと続かない(笑)。
服の管理術も参考に
そして肝心の服の管理について。
村上さんは年間30着で着回ししているそうです。
「30着かぁ…実際、普段よく着ている服ってそのくらいかも」と思いました。
少しだけ載っていた写真には、スーツや柄もののワンピース、シャツなど、どれも素敵でセンスを感じました。
帽子や小物で着回しを楽しむ工夫も印象的です。
読後の気づき
人生の先輩の生き方を読むと、「私なんてまだまだ若い!」と思えます。
今からでもできることはたくさんあるし、まだ間に合う。
貸出期限が過ぎてゆっくり読めなかったのが残念ですが、また手に取りたいと思える本でした。